
【レトロゲーム秘宝館-別館-】「トランスフォーマー コンボイの謎」
「トランスフォーマー コンボイの謎」タカラ 1986年12月5日 発売
玩具・アニメともに世界的大ヒットを記録した「トランスフォーマー」をゲーム化した作品。アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の主人公ウルトラマグナスを操作して悪の軍団デストロンと戦うアクションゲーム。
ファミコン版トランスフォーマーといえば、ゲーマーなら誰しもが知る「クソゲー」「高難易度ゲー」として有名である。
本作をクソゲーたらしめている最大の原因、それは主人公のウルトラマグナスの圧倒的な弱さにある。敵兵や敵弾に触れただけで爆発、敵が打ち出す弾は白の2×2ドットと小さく、背景に紛れてほとんど見えない、そして敵の物量も攻撃も苛烈、と、プレイヤーにとって不利な条件のオンパレードで、難易度を無理やり引き上げている感さえある。
このため、初見のプレイヤーのほとんどがステージ1のスタート地点で飛行機に衝突したり知らないうちに敵弾に当たり続けたりして、何もしていないのにゲームオーバーになることが多く、呆然としているうちに再びタイトルに戻る、という現象が発生する。
全10ステージ構成だが、ステージ3・6と8・10の構造がまったく同じ。上下するステージだが画面の切り変わり直後に敵の攻撃が飛んでくることも。
サブタイトルにもなっている「コンボイの謎」。このゲーム自体が謎だらけなのに何を言っているんだと言いたくもなるが、その謎自体はゲーム中で一応(?)明かされている。
条件を満たしてクリアするとエンディングが変化し、自機がロディマスコンボイに変更される。
本作の主人公がウルトラマグナスなのは彼がコンボイの死の真相を探るためであり、エンディングで条件を満たすとロディマスになるのはコンボイからロディマスへの世代交代を現すものであった。
さらには隠し面の演出で敵役「メガトロン」の一枚絵が現れ、コンボイを殺害したのはメガトロンである、というような描写もなされるが、テキストもなにもなく、本当に一枚絵だけなので正直何もわからない。当時、キャンペーンやメディアミックス等の企画で事の真相を散々煽っていただけに、コアなファンのみならず、ゲームの完成度の低さも手伝ってライト層にまで衝撃を与えた。
コメント
なんでトランスフォーマーのゲームがこうなるんだよ!…と文句の一つも出てきそうな作品。
当時は一面すらクリアするのが難しかった記憶があります。
車形態にトランスフォームしてもあんまり意味がない、それどころかさらに不利になるってのは…
レビュー
ボスのデザインが微妙!デストロンの巨大ロゴとかボスにするひつようあったのか!?
オススメ度 | ★★★★★ |
メジャー度 | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
セクシー度 | ★★★★★ |
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