
【レトロゲーム秘宝館-別館-】「ゼビウス」
「ゼビウス」ナムコ 1984年11月8日発売
言わずと知れた縦スクロールSTGの金字塔であり、縦スクロールSTGの祖とも言える存在。
数々の斬新な試みが行われ、アーケードゲーム業界だけではなく他業界をも巻き込んだムーブメントとなった。開発者の遠藤雅伸氏は当時ナムコに入社したばかりだったが、本作で一気に有名に。
全16エリアの縦スクロールシューティング。エンディングはなく、16エリアクリア後は以後7~16エリアを延々と繰り返す。自機「ソル・バルゥ」は2つの武装を有しており、対空ショット「ザッパー」と対地ショット「ブラスター」を使い分けて敵を狙い撃つ。
古代地球人が作り上げた生体コンピューター「ガンプ」が惑星ゼビウスから差し向ける軍勢に対し、自機「ソル・バルゥ」を操りゼビウス軍との戦いを繰り広げるという物語。と、一口に行ってしまえるほどの浅さではなく、STGにストーリー性を持ち込んだ遠藤氏ゲーム作りでとても奥深い物である。遠藤氏は「敵はどんな奴で、何の目的があって戦うのか。この2つを含めて、あらゆるゲーム設定に何らかの説明ができるよう根拠を作っておく必要がある」と考え、「ファードラウト・サーガ」と呼ばれる世界観を用意した。
ファードラウト・サーガは後に遠藤氏によって小説化され、一般書籍としても販売された。
「ゼビ語」と呼ばれる特殊言語や自機ショット名に至るまで綿密に用意された設定、それに伴う複雑怪奇なまでの裏設定が満載となっている。
また「隠しキャラクター」のはしりとしても有名である。
「ソル」「スペシャルフラッグ」がそれに当たり、通常は見えないが、ソルはロックオンサイトを合わせると赤く光るため索敵が可能。こういった隠し要素は、多くのプレイヤーを熱狂させ、その後のSTGのみならず様々なゲームで「隠し」という要素が取り入れられることになった。
なお、当時は相当な話題となった「バキュラに256発ザッパーを当てると倒せる」というのは不可能であることが判明している。
80年代を代表するキラータイトルであり、多岐にわたる機種に移植されている本作。
様々な要素と奥深い設定が重なり、単なるSTGと呼べないゲームでありながらも、プレイはシンプルで誰にでもとっつきやすいゲームである事がこのゲームの評価を絶大なものにしている。
コメント
横シューはグラディウス!縦シューはゼビウス!
子供の頃はどんなゲームでも楽しかったけど、それでもゼビウスは一味違う何かを感じられましたね。FC版ゼビウスが出たときは猿のようにやりまくった記憶がありますw
レビュー
シューティングゲームの金字塔!STGの明日を開いた神作品!
オススメ度 | ★★★★★ |
メジャー度 | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
セクシー度 | ★★★★★ |
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